外国為替市場(インターバンク)とは
外国為替の売買が行われるところを「外国為替市場」といいます。
為替の売買は、売買を行う当事者同士や仲人企業が直接一対一で取引を行います。
これを相対取引(あいたいとりひき)といいます。
外国為替市場はインターバンク市場(銀行間市場)と顧客市場で構成されており、一般的にはインターバンク市場を指します。
インターバンク市場は銀行、外国為替ブローカー、通貨当局の三者で取引されています。
その銀行が一般の顧客相手に取引を行うところが顧客市場です。
この顧客市場が私たち一般の人が取引している場です。
私達が外国為替証拠金取引(FX)を行うのは、取引業者と私達の1対1の相対取引となります。
そのため各業者によって提示してくる為替レート(売値、買値)は、インターバンク市場の為替レートを基準にしてはいますが、各取引業者によって少し異なります。
外国為替市場の1日の流れ
為替取引は株取引とは違い、日本時間の月曜日の早朝7時ごろから始まって土曜日の早朝まで24時間休むことなく世界中で取引されています。
つまり夜中の1時でも為替取引ができるのです。
日本時間の朝9時から18時が東京市場の主要な取引時間帯となっており、その時間帯は「東京市場」と呼ばれます。
「東京市場」とは言っても、実際に東京という場所で取引が行われるわけではありません。主にその時間に取引されている市場の名前を呼んでいるのです。
※表示時間は日本時間です。
上記の表のように、時差のため取引時間帯は少しづつずれていて、オーストラリアのシドニー市場から始まり東京、香港、シンガポール、チューリッヒ、パリ、ロンドン、ニューヨークと地球を一周し、またシドニー市場で取引があるので為替相場は24時間動いているのです。
よくテレビに出てくるのは、東京市場(9時〜15時)、ロンドン市場(15時〜夜中2時)、ニューヨーク市場(20時から朝7時)で、三大市場と呼びます。
欧州とアメリカが重なる時間帯である【夜10時から夜中の2時まで】の時間帯は1日の中でもっとも為替レートの動きが活発になります。
外国為替市場の特徴
インターバンク市場は株式の取引所のようにストップ安、ストップ高がありませんので、時間の制限もなく、値動きの幅に制限がないのが特徴です。
値動きの幅に制限がないので、あまりにもレートが急激に変動した場合などは政府(財務省など)が外国為替市場への介入(為替介入)を行う場合があります。
また、スプレッド(買値と売値の差)は、常に一定ではありません。
仮に通常スプレッドが5銭の場合、為替レートは1ドル115円50銭(売値)、115円55銭(買値)となります。
しかし、急激な情勢の変化が起こった場合、為替レートが激しく動く時には、スプレッドが急に開きます。(例えばテロ事件勃発など)
そのスプレッドの開きはマチマチですが、例えば115円48銭(売値)、115円58銭(買値)のように突然スプレッドが10銭開くなどということも起こります。
また、常に取引量が少ないマイナー通貨の場合は、その国が動いていない時間(その国にとって夜)になると急激にスプレッドが開きます。
ですので、マイナー通貨の場合、1日の中で一番スプレッドが狭くなっている時間帯に取引をしないと損になります。
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