FXのルール(マージンコール・ロスカット)
外国為替証拠金取引(FX)は少ない資金で何十倍もの大きな取引ができるために、予測を見誤れば大きな損失も負いかねません。
そこで、投資家のリスクを差し入れた資金の範囲内で収めるように「マージンコール」と「ロスカット(またはマージンカット)」というリスクを回避するルールがあります。
総取引額(NOP)は、1ドル110円で1万ドルを買った場合の取引額は110万円になります。
しかし証拠金取引では、110万円の5%の必要証拠金、つまり55,000円の資金を担保にすることによって110万円の取引ができます。
つまり1万ドル(110万円)買うのに、55,000円の資金があればよいのです。
この55,000円の担保のことを「証拠金」といいます。
もし1ドルが108円になった場合の損失は(110円-108円)×1万ドル=2万円で、取引口座の資金から相殺されます。
取引口座に55,000円しかなかった場合、残りは35,000円になります。
この時、必要証拠金55,000円を100%とすると、35,000円は55,000円の63%となり証拠金として必要な資金の75%を下回ってしまうため「マージンコール(MC)」が発生します。
メール、または電話で「マージンコール」が来ますので、翌営業日の午後3時までに請求された額を入金して証拠金を100%以上に戻す必要があります。
この資金を追加することを「追証」といいます。
(ひまわり証券株式会社ではマージンコールは来ますが追証は要求されませんので、含み損のまま耐える事ができます)
もし翌日の3時までに証拠金を100%以上に戻せなかった場合は自動的に反対売買による決済が行われて損失が確定してしまいます。
これを防ぐためには追証をするか、もしくは持っているポジションの一部を決済して証拠金比率を75%以上に戻す必要があります。
また1ドル105円まで下がった場合は(110円-105円)×1万ドル=5万円の損失が出るので、証拠金は残り5000円となり、必要証拠金の20%を割ってしまいますので自動的に「ロスカット(またはマージンカット)」が発生します。
「ロスカット(マージンカット)」が発生すると自動的に反対売買による決済がなされ(例:買っていたドル⇒売る)損失が確定します。
このように必要証拠金の額を100%として、含み損益によって証拠金率が75%を切った場合に「マージンコール」、20%を切った場合に「ロスカット(マージンカット)」が発生する仕組みになっています。
(一般的な数値です。各取引業者によって%や呼び名が変わります)
この「マージンコール」と「ロスカット(マージンカット)」が自動的に発生することによって、最悪の事態が起きてロスカットされても証拠金の20%は残るということになり、投資した証拠金以上に損失が膨らむ事を抑えられるということになります。
(例外的に資金以上に損失が膨らむことがあります。詳しくは(2)逆指値で損切りで)
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